仙台デンタルファミリーボランティア



平成9年12月21日、仙台歯科医師会、宮城県歯科技工士会仙台支部、宮城県歯科衛生士会、東北新潟歯科用品商協同組合宮城県支部の四者で準備をすすめてきた『仙台デンタルファミリーボランティアの会』が発足しました。

概ね月に1回老健施設・特老施設等を訪問し、入所しているお年寄りの義歯に名前シールを封入するボランティア活動(義歯名入れサービス)や、口腔ケア指導(職員・本人)、誤嚥性肺炎に関する講話などを実施致しておりますが、デンタルファミリー4団体が結束して活動しているケースは全国的にも稀で大変意義のあることであり、平成23年の東日本大震災時にも社会的貢献の一端を担うことができました。

平成27年12月現在で活動回数は131回、訪問した施設は仙台市内34施設を数え、2350名・4112床の義歯に名入れサービスを実施いたしておりますが、この活動が財団法人大和証券福祉財団に高く評価され、平成12年1月、平成26年1月と2度にわたり「活動助成対象団体」として採用されました。これからも焦らず無理せず慢心せず地道に活動を続けていく所存です。なお、この活動は無料で行わせていただいております。活動を御希望の施設等がございましたら事務局(電話022-225-4748)まで御一報下さる様お願い申し上げます。

義歯名入れサービス

~入れ歯に名前を入れてみませんか~

活動内容

  • 入所者(施設利用者)の義歯に名入れいたします。
    義歯の厚みやデザインの関係でご希望があっても対応できないケースもあります。
  • 入所者への口腔ケア指導をいたします。
    認知症が進んでいる方、動けない方の場合は、職員の方に対する指導に替えさせていただきます。
  • 施設職員への口腔ケア方法の指導(講義・デモンストレーションなど)をいたします。
    ケアの方法を紹介するものでありケア方法を強要するものではありません。

 

施設側のメリット

名入れによって義歯の取り違えの防止、置き忘れの際の速やかな対処が可能になります。

  • 所有者を特定し易くすることで職員の負担の軽減を図れます。
  • 入所者のQOLの向上、感染症の防止に効果があります。
  • 効率的な口腔ケアの実施の促進によって職員の負担の軽減を図れます。
ご協力いただくこと
  • 衛生士が義歯を回収いたしますので、職員の方々には入所者の特定をお手伝いいただきます。
  • こちらで直接口腔ケア指導ができる方の義歯は事前に集めないで下さい。
  • デモンストレーションでモデルになっていただく入所者の方(歯牙がない方と1本でも歯牙がある方を各一名ずつ)には講義が終わってからおいでいただきます(その場で長期間お待たせしないようにいたします)
お借りする場所の確認 -それぞれの場所の位置・名称を確認させていただきます。
  • 技工作業場
    明るい場所で電気コンセント及び水道があり、拭き掃除のしやすい床のところ
  • 講義する場所
    会議室のようなところで、講義に参加していただける職員を収容できるところ。
  • 女性ボランティアの更衣室
    控室のようなところ